したくない事と脳科学

徳島県 徳島市

そら整体整骨院(療術院)櫛渕です。

 

嫌なことを無理しても成果は出ない?

―脳科学でわかる“最適な負荷”の見つけ方―

「嫌だけど我慢してやらないと…」

勉強でも、トレーニングでも、治療でも、

こんな“無理して頑張るスタイル”が身についていませんか?

実はこの「無理して続ける」というやり方、
脳科学的に見ると成果がとても出にくい方法なのです。

 

当院に来られる患者さんの中にも、

「治るなら何でも我慢します」

「運動も勉強も全部、イヤイヤしながら続けてきた」

という方がよくいます。

しかし、脳の働きを知ると、

嫌なことを無理して続けるのは“逆効果”になりやすいことがよくわかります。

 

■脳科学①

脳は“嫌なこと”でストレス反応を起こす

脳は「嫌だ」「不安」「苦手」という感情が強くなると、

扁桃体が興奮し、ストレスホルモンが増えます。

すると本来働いてほしい

・海馬(記憶力)

・前頭前皮質(集中力・判断力)

の働きが抑えられます。

つまり…

嫌なことを我慢している時、脳は“学習モード”を切ってしまう。

だから、

・勉強が頭に入らない

・運動でフォームが安定しない

・治療やリハビリの効果が出にくい

という状態が起きます。

 

■脳科学②

ドーパミンが出ないと成果は続かない

脳は「できた」「成長した」「ちょっと楽しい」という感覚があると、

ドーパミンが分泌されます。

ドーパミンは…

✔ 行動を続けるエネルギー

✔ 習慣化のスイッチ

✔ 痛みを和らげる作用

✔ 学習を加速する燃料

しかし「嫌だな」「しんどい」「早く終わらないかな」

という状態ではドーパミンが出にくくなります。

そのため、

無理して続けるほど挫折しやすくなるのです。

 

■脳科学③

“嫌だ”は身体を固め、治りを遅らせる

治療や運動の場面でも同じことが起きます。

嫌な動きや痛みを伴う運動を無理に続けると、

身体は「危険」と判断して筋肉が緊張します。

筋肉が固まると…

・血流が悪くなる

・疲労物質が溜まる

・痛みが強くなる

・可動域が下がる

と悪循環に。

嫌なことを我慢するほど回復スピードは遅くなる

というのは、実際の臨床でもよく見る光景です。

■しかし、楽すぎるだけでは成長しない

大切なのはバランスです。

脳は

「ちょっと頑張ればできる」
という負荷で一番成長します

 

これを脳科学では

最適負荷(オプティマル・チャレンジ)

と呼びます。

✔ 嫌すぎる → ストレスで止まる

✔ 簡単すぎる → 成長しない

✔ ちょうど良い → 成果が出る

この“真ん中”をどう作るかがポイントになります。

■治療・運動・勉強すべて同じ

共通するのは

「嫌々より“ちょい頑張り”が一番効く」

ということ。

 

整体院での例をあげると…

●治療

痛みを我慢する施術より、「気持ちいい〜やや刺激」の施術の方が、筋肉の緊張が緩み、治りも早い。

●運動

限界まで追い込むより、「あと3〜5回できそうな負荷」が成長ホルモンやドーパミンが最も出る。

●勉強

長時間の苦痛学習より、「短時間で集中できる環境」を作った方が記憶に残る。

 

■当院が大切にしているのは

「嫌なことを無理にさせない治療」

 

患者さんに

「痛いのを我慢しないでください」

とお伝えするのは、根性論ではなく脳科学的にも正しいからです。

✔“心地よくできる範囲”で

✔“ちょっと頑張れる負荷”を加える

これが最も治りが早い方法です。

嫌なことを無理に続ける時代は、もう終わりです。

 

■まとめ

  • 嫌なことを我慢すると、脳がストレスモードになり成果が落ちる
  • ドーパミンが出ないと継続も成長も起きない
  • 治療・運動・勉強は“ちょい頑張り”が最適
  • 無理より、最適な負荷が最大の結果を生む